ロシアは、ほかの面でも厳しい冬を味方につけようとしている。最近はウクライナのエネルギー施設にミサイル攻撃を行い、大規模な停電を引き起こしている。
ウクライナ国民の士気をくじき、ゼレンスキー大統領に圧力をかけることがロシアの狙いだ。プーチン大統領が冬を武器として利用していると、ストルテンベルグNATO事務総長は批判している。
ロシアは、欧米のウクライナ支援を弱める手段としても、寒さを利用しようとしてきた。欧米諸国の国民は冬を前に、ロシアのウクライナ侵攻をきっかけとするエネルギー価格の高騰に苦しめられている。
英シンクタンク、王立防衛安全保障研究所(RUSI)の報告書によれば、ロシアはこの状況に乗じて欧米に対する「情報キャンペーン」を仕掛ける可能性が高いという。「欧米の国民に、よその国ではなく、自国のために予算を使うべきだという意見を持たせることが狙いだ」
「冬将軍」を敵に回すか味方にするかが、戦況の大きなカギを握りそうだ。
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