<飲み込むにはあまりに大きく見える異物、鳥は魚のつもりで喜んで飲み込み、それが最後の食事になった>

ニュージーランドのウェリントン動物園が保護した鳥が、ペン型の電子タバコを飲み込んだために死んだ。環境汚染の犠牲者だ。

動物園が5月31日にフェイスブックで発表したところによると、死んだのはマミジロウと呼ばれる中型のカワウだ。

「残念ながら、動物たちがこうした悲劇に襲われるのは珍しいことではありません」と、動物園は書いている。「これを教訓にして常に後片付けを心がけ、鳥があなたのゴミを食べ物と間違えないようにして下さい」

死んだのはまだ若いオスで、ウェリントン郊外のオフィロ湾で「飢えて弱っている」ところを発見され、地元の動物虐待防止センター経由で動物園にきた。検査で何が悪いかはすぐにわかった。ペン型の電子タバコを飲み込んでいたのだ。

「誰かが落としたんでしょう。キラキラしているので、鳥が拾っても不思議ではありません」と、スタッフのシャナ・ローズは言う。

ペンが消化管を塞いでいたので何日も餌が食べられなかったとみられ、発見時には痩せ細っていたという。

ペンはすぐに取り除いたが、夜の間に死んでしまった。飢えだけでなく、「金属とニコチンの重い中毒」もあったと思われるという。

2020年7月以降、ビニール袋や釣り針などを飲み込んでこの動物園が治療したマミジロウは26羽以上。海鳥たちは、餌に似た物を見ると食べてしまう習性がある。今回死んだマミジロウも、ペンを小魚と見間違えたのかもしれないという。

「格好の獲物だ、と思ったら、最後の獲物になってしまった」と、ニュージーランド自然保護局の科学顧問、グレアム・テイラーは言う。

WWFオーストラリアによると、プラスチック汚染のせいで死ぬ海鳥の数は年間約100万羽にものぼる。

■電子タバコを飲み込んだ若鳥の画像
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