各県の自動車保有台数は、平均歩数と相関している。横軸に1000世帯当たりの自動車保有台数、縦軸に成人男性の平均歩数をとった座標上に、46の都道府県を配置すると<図2>のようになる。ドットの大きさで人口量も表した。

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明瞭ではないものの、自動車保有台数が多い県ほど歩数が少ない傾向にある。大都市の東京や大阪は、自動車台数が少なく平均歩数は多い。2つの指標の相関係数は-0.53で、歩数が際立って少ない高知を外れ値として除くと相関係数は-0.6を超える。

地方では車は必須とも言えるが、あまりに依存しすぎるのは考えものだ。加齢に伴い、やがては運転できなくなる。家族の意向などで運転免許を返納させられ、鬱になってしまう高齢者もいるというが、車がサンダルのような感覚になっているとこのような事態が起きる。車の用途を見つめ直し、近場に行くときは歩きたいものだ。クルマ依存も、スマホ依存に劣らず怖い。

<資料:厚労省『国民健康栄養調査』(2016年)

    総務省『全国消費実態調査』(2014年)

【グラフ】都道府県別、自動車保有台数と平均歩数の関係
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