トルコのエルドアン大統領は28日、一部の西側諸国がイスラム主義に再び「十字軍運動」を仕掛けることを望んでいると批判した。イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を引き金としたフランスとの対立は深まる様相を呈している。

エルドアン大統領は与党議員らに対する演説で、イスラム教の預言者に対する攻撃に対抗することは「敬意に関わる問題」と強調した。

フランスでムハンマドの風刺画を授業で使用した教師がイスラム過激派とみられる容疑者に殺害されたこと受け、仏政府は風刺画を表現の自由として正当化した。イスラム圏では反発が広がり、抗議デモやフランス製品の不買運動が起きている。

さらにこの日、仏風刺週刊紙シャルリエブドがエルドアン大統領の風刺画を掲載したことは火に油を注ぎ、トルコ政府当局は「文化的な差別や憎悪を拡散」する試みと非難し、法的措置や外交手段を講じて対抗すると表明した。

仏外務省は前日、トルコのほか、インドネシア、バングラデシュ、イラク、モーリタニアなど、一部のイスラム圏に滞在する仏国民に対し、特別な安全対策を講じるよう注意を促した。

[ロイター]
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