コロナ探知ネズミとして活躍の可能性も?

ところで、フィンランドのヘルシンキ空港では先日、犬による新型コロナウイルス感染症の検査がスタートしたが、マガワのようなアフリカオニネズミも、新型コロナウイルスを探知する「コロナ探知ネズミ」として活躍できるのではないかと考えられている。

●参考記事
フィンランドの空港で犬の嗅覚による新型コロナ感染者検知がはじまった

新型コロナウイルスに含まれる化合物のにおいを嗅ぎ分けられるよう、ヒーローラッツたちを訓練できるのではないかと期待が寄せられているのだ。

前述の通りAPOPOはこれまでも、地雷探知目的のみならず、結核の探知を目的にアフリカオニネズミを訓練してきた。英紙テレグラフによるとタンザニアでは、病院で行う結核の検査よりも、アフリカオニネズミによる探知の方が、結核陽性者を40%多く見つけることができている。

ヘルシンキ空港で9月にスタートしたコロナ探知犬による検査では、無症状感染者や発症前の感染者でも新型コロナウイルスを探知できる。しかも、においをかいで判定するのに要する時間はわずか10秒。精度は100%だ。

APOPOのクリストフ・コックス会長は、「ネズミも新型コロナウイルスを探知するよう訓練できるのだろうか?という疑問は常にある」と述べた。しかし問題は、ネズミの能力をテストするのに十分な新型コロナウイルス感染者数がないことだという(ジョンズ・ホプキンズ大学のデータによると、10月2日時点のタンザニアの新型コロナウイルス感染者数は509人、死者数21人)。そのため、「答えはまだ分からない」としながらも、同会長は「犬にできるならネズミにもできるはずだ」とテレグラフに述べている。

HeroRAT Magawa is awarded the PDSA Gold Medal