「多くの人が怒りを抱えているのは知っている。その怒りを私にぶつけるのは構わない」と彼女は語った。「でも公の場に出てきて無責任な行動を取るのは、自分の命を危険にさらすだけだ。救急隊員など非常時の初期対応にあたる人々を危険にさらし、正しいことをしている人々の安全も脅かすことにもなる」
同知事の報道官であるティファニー・ブラウンは本誌に対して、ウィットマーは「公衆衛生と州民の安全を守ること」を最優先にしていると語った。
「ウィットマー知事は、今は多くの人がもどかしさや怒りを感じていることを理解している」とブラウンは語った。「知事はミシガン州民の言論の自由と抗議する権利を支持しているが、抗議デモに参加する人々は、自分自身や非常時の初期対応にあたる人々を危険にさらすべきではない」
州民が知事を訴追も
ウィットマーは4月9日、ミシガン州の外出禁止命令を4月30日まで延長することを発表した。州民は通院や軽い運動、食料品の買い出し以外は自宅にとどまらなければならない。集会や移動も制限され、「人々の生活を維持、または守る上で必要な」仕事に就いている人を除く全ての労働者も、自宅にとどまるようにという指示だ。
これを受けて14日、ミシガン州に住む4人が「外出禁止命令は憲法で認められている人権を侵害するものだ」として、ウィットマーを相手取り訴えを起こした。この4人の代理人を務めるデービッド・ヘルムは本誌に対して、ウィットマーによる外出禁止命令の延長は「理不尽」であり「やりすぎ」だと語った。
ミシガン州は米国内で新型コロナウイルスの感染者が最も多い州のひとつで、同州保健省によればこれまでに2万8059人が感染し、1921人が死亡している。
