<プレイヤー同士が競って世界の富裕層の仲間入りを目指すボードゲームが、クリスマス前に売り切れになるほどの人気に>

フランスではマクロン政権が進める年金制度改革に抗議して、今月5日から全土の労働組合などによる大規模なゼネストが継続中で、鉄道、バスなどの公共交通機関はマヒ状態に陥っている。

そんな混乱した年末の世相を反映して、プレイヤー同士が富裕層入りを目指して競い合う、現代の経済格差を描写したボードゲームが売り切れるほど大ヒットしている。

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このボードゲーム「キャピタル!(資本)」は、フランスの社会学者で作家のモニク・パンソン=シャルロと夫ミシェルが考案した。労働者、中産階級のプレイヤーが競い合って、タックスヘイブン(租税回避地)や豪華なクルーズ船取得を目指す。

国際ニュースチャンネル「France 24」は今週24日、このゲームが12月の3週間で1万セットが売り切れる大ヒットになっていると報じた。ゲームのテーマは「階級戦争」で、貧困層や中産階級のプレイヤーたちとの競争に勝って、トップの「支配的」な立場になった1人だけが超富裕層の仲間入りを果たすことができる。プレイヤーは「社会資本」「文化資本」「象徴資本(立ち居振る舞い、考え方などによる優位性)」を増やすことによって、次世代の世界的大富豪になる夢を叶えられるというゲームだ。

ゲームのサブタイトルは「階級戦争に勝つのは誰だ?」。考案者のパンソン=シャルロは取材に対して「マクロン政権下のフランスでは、支配階層の固定化と搾取が極限まで進み、もはや階級闘争ではなく『階級戦争』の域に達しているから」と語っている。

「階級戦争」ボードゲーム「キャピタル!」を考案者が解説

勝者になれるプレイヤーは1人だけで、ゲームの最後には世界の富裕層エリートの仲間入りができる。「資本」が足りず敗北した他のプレイヤーは、ゲーム開始時と同様に貧民層、中産階級同士の競争から抜け出せない。そして「スピード」だけでは富裕層にはなれない。

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他国でも共感を得られる?