[上海 26日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで4年ぶり高値を更新し、5月以来最長となる連騰を続けた。国内外の重要な政策会議を控える中、原油価格と米国債利回りの低下がドルを圧迫した。

投資家は今週予定される主要中央銀行の会合を前に慎重姿勢を示した。米連邦準備理事会(FRB)、日銀、欧州中央銀行(ECB)はいずれも、タカ派姿勢を維持しつつ政策金利を据え置くとの見方が大勢となっている。新たな政策の手がかりを得ようと、中国共産党の第20期中央委員会第5回全体会議(5中全会)にも注目が集まる。

中国人民銀行(中央銀行)は取引開始前、人民元の対ドル基準値(中間値)を1ドル=6.7162元に設定。2023年2月2日以来の元高水準となった。

この日の基準値はロイター予想の6.6691元より471ポイントの元安で、予想から元安方向への乖離幅は9月23日以来の大きさとなった。

人民銀は今年、基準値を徐々に元高方向に切り上げてきたが、市場予想より元安水準にとどめており、トレーダーやアナリストは、元の上昇ペースを管理しようとする意図がうかがえると指摘する。

バークレイズのアナリストはリポートで「人民銀は市場予想より元安の基準値を設定することで、元高ペースの加速を引き続き抑えようとしている」と指摘。「人民銀の政策対応からは、無秩序な元安を防ぐ下支えが強まっていると考えられる。一方、貿易加重ベースで人民元が上昇する中、基準値は引き続き上昇ペースを抑える役割を果たすだろう」とした。

国内スポット市場の元は一時6.6682元と、22年6月以来の高値を付けた。0252GMT(日本時間午前11時52分)時点では6.6691元で取引された。

このまま上昇を維持すれば、8営業日続伸となり、5月以来最長の連騰を記録する。

オフショア元は約0.01%高の6.6688元。

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