[サンパウロ 25日 ロイター] - ブラジルで25日に大統領選の決選投票が行われ、選挙管理当局の暫定集計によると、右派のフラビオ・ボルソナロ上院議員が現職の左派ルラ大統領を逆転した。ただ、最高裁の判断を受けて開票が一時中断され、接戦に混乱をもたらしている。
開票率14%超の時点で、前大統領の息子であるボルソナロ氏の得票率は50.02%と、ルラ氏の49.98%を上回った。
ボルソナロ氏が勝利すれば、中南米でトランプ米大統領に友好的な右派候補の勝利が続くことになる。一方、ルラ氏が通算4期目を務めることになれば、地域における米政府の影響力に対抗する防波堤となる。ルラ政権は米国の通商・安全保障政策に抵抗している。
ただ、選挙戦は法的紛争にもつれ込む恐れが出てきた。最高裁の判事が、バイア州の3都市で公共交通機関に問題が生じたとして、ルラ陣営による投票時間延長の要請を認めたためだ。決定を下した判事はかつてルラ氏の弁護士を務めたこともある。この判断を受け、高等選挙裁判所は開票を2時間中断した。