[ソウル 26日 ロイター] - 北朝鮮は国連安全保障理事会に書簡を送り、韓国が9月の地雷事件を捏造し、境界地帯の要塞化作業に当たる北朝鮮兵士を危険にさらしていると非難した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が26日報じた。
• KCNAによると、北朝鮮の国連代表は25日の書簡で、韓国政府が地雷事件を利用し、北朝鮮の境界地帯での建設作業を軍事的な侵入と印象付けようとしていると主張。主権が侵害されれば、自衛措置につながる可能性があると警告した。
• 問題となっているのは、9月21日に南北間の非武装地帯(DMZ)で発生した爆発。この爆発により、韓国軍兵士2人が重傷を負った。
• 韓国政府はその後、DMZ内を通る軍事境界線(MDL)の南側に北朝鮮が埋設した地雷が爆発の原因だったと発表。国連軍司令部は、北朝鮮の地雷が軍事境界線を越えた場所に埋設されていたことは休戦協定違反だと指摘した。北朝鮮政府は責任を否定している。
• 北朝鮮は書簡で、韓国が北朝鮮側の要員に発砲したとも非難。他国の領土保全に対する武力による威嚇や武力行使を禁じた国連憲章に違反すると主張した。
• 韓国政府は、北朝鮮軍兵士が軍事境界線を越えた際には、北側に引き返させるため警告放送と警告射撃を行っていると説明している。
• 北朝鮮軍は近年、軍事境界線付近で軍用道路やフェンスの建設、地雷の敷設を進めている。
• 韓国国防省は23日、偶発的な衝突のリスクを低減するため、北朝鮮に軍事会談を改めて提案した。