[ダブリン 23日 ロイター] - 欧州連合(EU)の閣僚らは23日、域内経済に打撃を与えている対中貿易赤字の削減に向けて化学品や機械などの製品の輸入を抑制することを目指し、中国政府との対話に注力すべきとの認識で一致した。
シェフチョビッチ欧州委員(通商担当)は今月、中国からのハイブリッド車の輸入を半分超削減することで中国政府と合意した。1日当たり10億ユーロ(11億2000万ドル)超に膨らんだ対中貿易赤字に対処するとともに、苦境にある欧州自動車メーカーを支援する。
アイルランドのマッケンティー外相はダブリンでの閣僚会合後の会見で、欧州委員会が中国との対話を継続すべきだという点で、EU加盟国全てが一致していると説明。「ハイブリッド車以外に、化学品や機械など他の分野に目を向けたいという非常に明確な意向がある」と語った。その上で、対話が優先事項である一方、不均衡を解消するために既存の貿易防衛手段を活用することも可能だと指摘した。
シェフチョビッチ氏は、プラスチックのセーフガード(緊急輸入制限)に関する調査が次に開始される見通しだと述べた。「調査開始に必要な要件が全てそろっているかどうかを検討している」とした。