[22日 ロイター] - 英金融大手HSBCは22日の調査リポートで、市場ファンダメンタルズの変化や投資家のポジション解消を理由に、2026年のプラチナおよびパラジウムの平均価格予測を引き下げた。ただ、両者とも回復の余地はあるとしている。

プラチナは26年の平均価格予想を1オンス=1925ドルに引き下げた一方、27年の予測は同2195ドルに据え置いた。従来の26年予想はリポートに記されていない。

26年のパラジウム平均価格予想は従来の1オンス=1546ドルから1436ドルに引き下げ、27年は1595ドルに維持した。

リポートによるとプラチナ価格は、中東での紛争を背景に、自動車需要の低迷、宝飾品需要の不振、上場投資信託(ETF)などのポジション解消が圧迫要因。パラジウム市場にも同様の要因が見られる。

プラチナの需給については、26年が34万4000オンス、27年が82万5000オンスの供給不足になると予想した。

南アフリカ、ロシア、ジンバブエの生産者が障害に直面しているため、プラチナの鉱山供給制約は依然として極めて大きいと指摘。また、金価格の上昇や現物資産に対する投資家需要の再燃がプラチナ価格を下支えする可能性があるとした。

パラジウムについては、ロシアと北米で今年の生産予想が低下しており、鉱山供給の制約が価格上昇の鍵を握ると指摘。自動車需要は低迷しているが、割安な水準に達しつつある可能性があるとの見方を示した。

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