Trevor Hunnicutt David Brunnstrom Antoni Slodkowski Ju-min Park
[ワシントン/北京 23日 ロイター] - 米国と韓国の当局者は、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が年内に会談する可能性が低下しているとみている。事情に詳しい関係者5人が明らかにした。
北朝鮮の指導者と会談した唯一の米大統領であるトランプ氏は、北朝鮮との対話再開に意欲を示している。しかし、北朝鮮は核開発計画の抑制を目的とする外交にほとんど関心を示していない。
関係者らによると、米国は首脳会談の開催について北朝鮮から回答を得ておらず、会談の機会となり得る11月の中国での地域首脳会議まで時間がほとんど残されていない。5人のうち4人は米韓の高官から説明を受けた関係者で、残る1人は韓国当局者。
金氏の妹で、強い影響力を持つ金与正党総務部長は、両首脳の関係は「極めて良好」と述べているが、北朝鮮国営メディアは、同国が首脳会談に応じるにあたり厳しい条件を設ける構えで、制裁緩和などが含まれる可能性があると伝えている。
トランプ氏は8月、年内に金氏と会談する計画だと述べ、金氏が自身の働きかけに応じたと説明していた。
韓国の情報機関は9月下旬、11月18─19日に中国・深圳で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて両氏が会談する可能性は50%だと国会議員らに伝えた。
しかし、トランプ氏は今月19日、APEC首脳会議や、同じく11月にフィリピンで開かれる地域首脳会議の際に会談が実現する可能性について、慎重な見方を示した。