[オスロ 22日 ロイター] - 運用資産2兆3000億ドルのノルウェー政府系ファンドは22日、第3・四半期決算で2780億クローネ(297億ドル)の損失を計上したと発表するとともに、株式市場全体と一部の巨大ハイテク企業(ビッグテック)に対し「やや慎重」な姿勢を取ってきたと明らかにした。
同ファンドはノルウェー政府の石油・ガス生産による歳入を運用しており、世界の上場企業の平均1.5%を保有する世界最大の単独投資家となっている。
トロンド・グランデ副最高経営責任者(CEO)は決算発表後、ロイターに「公表してきた通り、われわれは株式市場全体についてやや慎重に、また大手ハイテク銘柄の一部についてもやや慎重に臨んできた」と述べ、「大局的に見れば、小幅なアンダーウエートにすぎない」と語った。
グランデ氏によると、ハイテク株の一部については「かなりの間」ややアンダーウエートとしており、現時点で変更する計画はないという。6月30日時点でハイテクセクターはファンドの保有資産の23%を占めている。
第3・四半期の世界での運用利回りはマイナス0.5%。金利上昇により、保有資産全体の25.8%を占める債券ポートフォリオが打撃を受けたことが響いた。