[東京 23日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は大幅続落し、前営業日比1.72%(1082円58銭)安の6万1825円26銭となった。前日の米国株式市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX)が大幅安となったことを受けAI(人工知能)・半導体関連株が崩れ、先導する形で全体を押し下げた。その後は週末で模様眺めとなり、売り一巡後は安値圏でのもみ合いに終始した。
・米国株式市場におけるナスダック、SOX指数の大幅下落を映し、AI・半導体株が全体を押し下げ。
・寄り付き前に発表された9月全国消費者物価指数(コアCPI)は9カ月ぶりに2%超に。利上げ観測強める内容であることも株価を圧迫。
・年初来高値を更新する銘柄も多く、銘柄間における資金シフトの動きがあると推測される。
・TOPIXは1.82%安の3924.70ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆4206億7200万円。
・東証33業種では、値上がりは海運や鉱業、保険など16業種、値下がりはその他製品や精密機器、医薬品など17業種。
・個別では、業績見通しが市場予想を下回ったディスコが年初来安値を更新。アドバンテスト、ソフトバンクグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ファナックなど軟調だが、ソニーグループ、NTTが年初来高値を更新し、ファーストリテイリングも高い。
・東証プライム市場の騰落数は値上がりが470銘柄(30%)、値下がりは1050銘柄(67%)、変わらずは32銘柄(2%)。
<野村証券 ストラテジスト 秋山渉氏>
「AI企業に収益性が伴わず投資を抑制するとの不安が高まっていることが、下げの背景にある」
「そうした中で、これから明らかになるハイパースケーラーや、国内半導体関連企業の業績動向を見極めたいとのムードが強い」
「テクニカル面では日経平均6万1500円が下値の目安として意識される」