[ソウル 23日 ロイター] - 在日米軍は安全保障上の懸念から、中国自動車大手、比亜迪(BYD)の電気自動車(EV)が沖縄県の嘉手納基地に乗り入れるのを禁止する。韓国の聯合ニュースが23日報じた。米政府は先に、中国軍を支援しているとされる企業のリストにBYDを追加していた。
聯合ニュースが在日米軍関係者の話として伝えたところによると、米側は車載カメラやセンサーが基地内の安全保障に関わる機密情報を収集し、外部に漏らす恐れがあると懸念している。
嘉手納基地では26日からBYD車の乗り入れが禁止される。基地関係者や請負業者、民間企業が使用する車両のほか、タクシーも対象となるという。
在日米軍関係者には直ちに連絡が取れなかった。BYDもコメント要請に応じていない。
米政府は6月、BYDに加え、電子商取引大手アリババ、インターネット大手の百度(バイドゥ)、自動車メーカーの蔚来(NIO)を、中国軍を支援していると判断した企業のリストに追加した。
アリババはその後、米政府を提訴し、中国外務省はリストが差別的で不合理だと抗議している。