Takahiko Wada
[東京 23日 ロイター] - 総務省が23日に発表した9月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は、前年比2.1%上昇した。伸び率は前月の1.7%から拡大し、2025年12月以来の2%台となった。宿泊料や水道料のプラス転換に加え、中東情勢の緊迫化を受けた諸コスト上昇を受けた価格転嫁の広がりがコアCPIの伸び拡大につながった。
コアCPⅠの伸び率は、ロイターが集計した民間調査機関の予測中央値2.1%に一致した。
秋の大型連休が長かったことで宿泊料は4.6%上昇、東京都の水道基本料金の無償化終了で水道料は4.9%上昇した。
生鮮除く食料は2.9%上昇し、前月の2.7%上昇から加速した。伸び率が前月を上回るのは25年7月以来。コメ類が20.6%下落し、1971年1月以降で最大の下落率を記録した。その一方で、物流コストの高騰などで値上げが実施された回転すしが15.5%上昇した。
総務省の担当者は、中東情勢緊迫化の物価への影響について、9月の伸び拡大をけん引した宿泊料や水道料は一時的要因の影響が大きいとした上で「川下の方まで来ているとは言い切れないが、中東のリスクがある程度価格に影響を与えた」と述べた。中東情勢由来の値上げが実施されたとみられるものとしては、食料品のほかに外壁塗装費(7.5%上昇)、トイレットペーパー(17.8%上昇)などがある。
コア対象529品目のうち、上昇が404、下落が92、変わらずが33。上昇品目は前月の389を大きく上回った。
総合指数、生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数(コアコアCPI)も前年比上昇率が2%台に上昇した。総合指数は2.1%上昇、コアコアCPIは2.4%上昇。