Kanishka Singh
[ワシントン 20日 ロイター] - 米国務省は20日、第2期トランプ政権下でビザ(査証)取り消し件数が30万件を超えたと明らかにした。連邦政府は移民に対する大規模な取り締まりを続けており、ここ数週間でビザ取り消しのペースが加速したことが示された。
同省は8月10日に公表した情報で、トランプ氏の現任期が始まった2025年1月以降のビザ取り消し件数を17万5000件超としていた。
ピゴット報道官はXで最新の取り消し件数を発表し、トランプ政権は「歴代のどの政権よりも多くのビザを、より迅速に取り消した」と投稿。「ビザを保有して滞在する外国人による違法行為、詐欺、国家安全保障を損なう行為を一切容認しない」とした。
トランプ政権は外国人の抗議デモ参加者の国外退去を試みているほか、移民やビザ申請者に対する交流サイト(SNS)の審査を厳格化している。
人権擁護団体は、政府が国家安全保障を理由に批判者を標的にし、個別の詐欺事件を利用して、ミネソタ州のソマリア系米国人コミュニティーなど移民社会を広く標的にしていると指摘している。
トランプ氏は2024年の選挙戦で不法移民の阻止を掲げたが、政権は一部の就労ビザに高額な手数料を課すなど、合法的な移民も困難にしている。