[ブラジリア/サンパウロ 20日 ロイター] - ブラジルのルラ大統領は20日、大統領選決選投票で対決するフラビオ・ボルソナロ上院議員が銀行取引や税務、電話の記録を公開するなら、自身も同様に公開すると表明した。双方が汚職疑惑への対応を迫られる中、主導権を握る狙いがある。
ルラ氏は選挙裁判所に提出した文書で、ボルソナロ氏が応じれば、自身と家族の銀行取引、税務、電話の記録を公開する用意があるとした。文書には「ブラジル国民が適切な情報を得て、誰に投票するかを自由に決められるようにするには、21日より前に両候補の銀行取引、税務、電話の記録を公開することが不可欠だ」と記されている。
ボルソナロ氏は、経営破綻した銀行バンコ・マスターに絡む汚職と資金洗浄の疑いで捜査対象になっている。
一方、ブラジル最高裁は、ルラ大統領の息子ファビオ・ルイス・ルラ・ダ・シルバ氏がロビイストと保健省の取引を巡り不適切な便宜を図った疑いについて、連邦警察による捜査を認めた。