Dan Catchpole David Shepardson
[エベレット(米ワシントン州)/ワシントン 20日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)は20日、認証が長年遅れていたボーイングの「737MAX10」を最終承認した。同社の主力旅客機である737シリーズの最大機種の納入に道が開かれた。
ボーイングは、相次ぐ危機や問題でMAX10の計画が遅れる中、財務の立て直しを進めており、同機がキャッシュフローを生み出す重要な原動力になると説明している。航空分析コンサルティング会社IBAによると、航空各社はこれまでに1550機超のMAX10を発注しており、同機はボーイングの737の受注残の31%を占める。
MAX10は、収益性の高い単通路旅客機市場でエアバスと受注を争うボーイングにとって極めて重要な機種だ。中国商用飛機(COMAC)のC919が大きく引き離されて3番手につけている。
ダフィー米運輸長官は20日、FAAの認証をアピールするため訪れたワシントン州エベレットのボーイング工場で「われわれは欧州勢に勝ちたい。中国勢にも勝ちたい」と述べた。
その上で「ただ、それを続けたいのであれば、皆さんがもっと迅速に航空機の認証を取得できるようにしなければならない」と語り、自身が掲げる航空機認証手続きの合理化に言及した。
ボーイングは2020年代初めから737MAX10の認証取得を目指してきた。
ボーイング民間航空機部門で開発プログラムを統括するマイク・シネット上級副社長は、カナダ運輸省と欧州航空安全庁(EASA)の認証手続きは「おそらく2カ月ほど」で完了するとの見通しを示した。
その後、カナダの航空会社ウエストジェットに737MAX10の初号機を納入できるようになる。納入は2027年初めを予定している。