Florence Tan
[シンガポール 19日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落している。トランプ米大統領がロシアに対する制裁と関税の適用を免除したことで、ロシア産燃料の輸出が増加する可能性があることが背景。
18日2340GMT(日本時間19日午前8時40分)時点で、北海ブレント先物は1.43ドル(1.30%)安の1バレル=108.43ドル。前週末16日は清算値で5月19日以来の高値を付けていた。米WTI先物は0.53ドル(0.52%)安の100.88ドル。
トランプ氏は16日、「グラム法」に基づく主要な制裁と関税の適用を免除する大統領令に署名した。同法は、ウクライナで戦争を続けるロシアへの圧力強化を求める議員らの働きかけを受け、トランプ氏が9月に署名して成立した。
ただ、ルビオ米国務長官によると、トランプ氏は最大60日をかけて適用免除の経済的影響を評価する。
今回の措置に先立ち、トランプ氏はロシアのプーチン大統領と、ロシア産ディーゼル燃料を米国に輸出することで合意した。ウクライナのゼレンスキー大統領は、こうした米国の行動はウクライナに打撃を与えると述べた。
北海ブレント先物は16日に一時、5月以来初めて110ドルに達した。中東の緊張や安全保障上の脅威により、船舶航行の安全や世界のエネルギー供給逼迫への懸念が高まった。