[16日 ロイター] - 人工知能(AI)向けクラウドサービスを手がける米コアウィーブのマイケル・イントレーター最高経営責任者(CEO)と同氏の関連事業体が、2025年3月の新規株式公開(IPO)以降、10億ドル近くの同社株を売却していたことが規制当局への提出資料で分かった。大半は事前に設定した取引計画に基づく売却だった。

売却は、株価が25年6月に過去最高値を付けた約2カ月後に始まった。株価はその後急落し、12日からの週は約25%下落した。利上げ観測が強まる中、エヌビディアが出資する同社の巨額の設備投資と資金調達を巡る懸念が高まっている。

コアウィーブはロイターのコメント要請に応じていない。

提出資料の詳細は以下の通り。

• 売却株数は計1000万株超。15日終値時点のコアウィーブの時価総額は384億4000万ドルだった。

• 売却したのはイントレーター氏のほか、同氏が業務執行社員を務めるオムナドラ・キャピタルや2つの信託などの関連事業体。

• 約4000万ドル分を除く大半の売却は、事前に設定した取引計画に基づいていた。こうした計画は、経営幹部があらかじめ決めた日程で株式を売却できるようにするもので、事業に対する経営陣の見方を必ずしも反映するわけではない。

• 取引計画に含まれていなかった約4000万ドル分は、権利が確定した株式にかかる税金を支払うために市場で株式を売却する「セル・トゥ・カバー」だった。

• 売却が行われたのは、コアウィーブがAI計算需要に対応するためデータセンター網を急速に拡大し、エヌビディア製半導体への支出を増やしつつ、受注残を1290億ドル超に積み上げている時期と重なった

• 同社は8月、年間設備投資額の見通しを350億─390億ドルに引き上げた。

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