Kanishka Singh
[ワシントン 8日 ロイター] - トランプ米大統領は8日、自身の交流サイト(SNS)である「トゥルース・ソーシャル」に「かつて偉大だったミネソタ州がソマリア移民に乗っ取られつつある。州全域で暴力、殺人、大混乱が巻き起こっている」と投稿し、反ソマリア系、反イスラム教徒の批判を強めた。
数時間前には、イスラム教徒の民主党上院議員候補、エルサイド氏を「極端な過激派」で「テロリスト同調者」だとレッテルを貼る投稿も行っていた。
トランプ氏はミネソタ州当局に対し、連邦政府の介入を要請するよう促した。
トランプ氏は過去にソマリア人を「ゴミ」と呼んだこともあり、人権擁護団体は少数派や移民に対する同氏の発言を批判している。
トランプ氏はミネソタ州で2020年、児童栄養支援プログラムから数百万ドルをだまし取った容疑で大勢が起訴され、被告の多くがソマリア系米国人だった事件を繰り返し引き合いに出し、同州に矛先を向けてきた。
人権団体は、トランプ氏が単発の詐欺事件を口実にして移民コミュニティー全体を標的にしていると非難している。
トランプ氏の投稿に対し、ミネソタ州のキース・エリソン司法長官は「ミネソタのソマリア系住民は私たちの隣人だ。彼らはミネソタの一部であり、私が知り、愛するミネソタはこうした偏見よりもはるかに優れている」と反論した。
民主党側はトランプ氏の投稿について、11月の中間選挙に向けて自身の政策の影響から有権者の目をそらそうとするものだと指摘している。
エルサイド氏は8日、「彼(トランプ氏)は私の名前や信仰を利用し、ガソリンスタンド、食料品店、医療機関で彼の政策がわれわれに及ぼしている苦痛から目くらましをしている」と語った。