Ashitha Shivaprasad
[9日 ロイター] - 9日の金価格は上昇。ドル安と米国債利回りの低下が金の投資妙味を高めた。一方、市場参加者はくすぶるインフレ懸念や米連邦準備理事会(FRB)の金利見通しを見極めようとしている。
金現物は0137GMT(日本時間午前10時37分)時点で0.9%高の1オンス=4169.32ドル。7日には2カ月ぶりの安値を付けていた。米国の金先物は0.9%高の4194.40ドル。
ドルの上昇が一服し、他通貨の保有者にとってドル建ての金に割安感が生じた。また、米10年債利回りは2日連続で低下した。
クリティカル・メタルズのトニー・セージ最高経営責任者(CEO)は「中東の供給混乱リスクの高まりで原油価格が上昇し、インフレ懸念が依然として強い中、今後の金融引き締めの可能性が金の下押しリスクとなり得る。ただ、中央銀行による継続的な需要が下値を支える可能性がある」と指摘。「今後は金融政策の手掛かりや10月のFRB会合を控えた市場心理に影響を与え得る経済指標に注目が集まるだろう」と述べた。