[上海 8日 ロイター] - 中国・香港株式市場は下落。1週間近くの国慶節の連休明けとなった中国本土の主要指数は、地政学的緊張の再燃、世界的な利回り上昇で1年ぶりの安値を付けた。

中国の主要株価指数は現在、2年前の水準付近にある。当時は中国政府の大型景気刺激策が株価を押し上げ、緩やかな強気相場への期待が高まっていたが、足元では3カ月にわたり下落基調が続いている。

大型株で構成するCSI300指数は1.1%安で終了。2025年8月以来の安値を付け、6月のピークから約15%下落している。

上海総合指数は0.8%下落、ハイテク株中心の上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」50指数は5%近く急落し、5カ月ぶりの安値を付けた。

香港市場では、中国の連休中に2%近く下落したハンセン指数がこの日1.4%下落し、3カ月ぶりの安値を付けた。

上海卓鋳投資のパートナーは、上半期に半導体メーカーなどの「ハードテック」銘柄への過度な楽観が広がり、バリュエーションが不合理な水準まで押し上げられたと指摘。その上で、「バブルはいずれ必ず崩壊する」と述べた。

科創板50指数は7月1日以降、時価総額の3分の1超を失ったが、株価収益率(PER)は依然として約100倍となっている。

リスク選好度は、先月の首脳会談による楽観ムードが薄れ、米中間の緊張が再燃したことでも抑制された。

台湾の駐米大使に相当する人物は7日、先月のトランプ米大統領と習近平国家主席の首脳会談後も米国との関係は依然として強固だと述べた。

米連邦通信委員会(FCC)は7日、中国の全ての試験機関が米国で使用される電子機器の試験を行うことを禁止する案を10月29日に採決すると発表した。これにより、これまでの中国を標的とした措置が拡大することになる。

トレーダーはまた、今月予定されている中国と欧州連合(EU)の通商協議にも注目している。中国はハイブリッド車輸出の自主規制というEUの要請を拒否したと伝えられている。

中信建投証券は、利回り格差の拡大が資本流出を誘発するため「米30年債利回りの急速な上昇は中国株を引き続き抑制する」と指摘した。

8日の中国市場ではハイテク株が下げを主導し、半導体、バイオテクノロジー、ロボットの各指数はいずれも4%以上下落した。

一方、エネルギー、不動産、銀行は上昇、成長株から景気循環セクターに乗り換えが進んでいることを示した。

香港市場では、ハンセンテック指数が3%下落し、2年ぶりの安値を付けた。

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