Atsuko Aoyama

[東京 8日 ロイター] -

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 158.20/158.23 1.1193/1.1194 177.08/177.14

午前9時現在 158.09/158.10 1.1200/1.1201 177.06/177.08

NY午後5時 158.06/158.11 1.1195/1.1199 176.96/177.03

午後3時のドルは、前日ニューヨーク市場終盤に比べてややドル高/円安の158円前半で推移している。10月初めから158円を挟んで狭いレンジの中で上下動する相場が続いている。ユーロの値動きや中東関連の報道でドル/円が上下する場面はあるものの、上値も重く下値も堅いとの見方が聞かれた。

ドルは朝方に一時、特段の手掛かりがない中で、157.58円に下落。ユーロ/円もほぼ同時に176円半ばへ下げを拡大した。一方、正午前には一転して158円前半へとドル買いが進み、午後に入ってしばらくもみ合った後に158.28円まで上値を伸ばした。

ドル/円相場では手控えムードが続いており、フローに振らされやすいとの指摘が複数聞かれた。ドル買いが強まる場面では、中東情勢の緊迫化を指摘する声もあった。

米国防総省が数日前、イランでの大規模戦闘再開に向けた準備完了を米中央軍に指示したとのアクシオス報道などで、原油先物価格が上昇したほか、米長期金利も5.3%台に上昇している。

外為どっとコム総合研究所の神田卓也シニア為替アナリストは「足元ではユーロが中心の相場となっており、ドルと円は脇役。ドルと円の力関係に差が出づらい」と指摘。日米の3連休前で膠着感が強まりそうだとし、14日に米消費者物価指数(CPI)も控えていることから「積極的に取引を行わない口実だけはたくさある」と話している。

日銀の地域経済報告(さくらリポート)に対する反応は限定的となった。高市早苗首相が午後の衆院本会議の代表質問で、2年間に限定している食料品の消費税減税に関し、大規模災害や感染症などが発生した場合には臨機応変に判断すると述べたものの、反応薄だった。

外為どっとコム総研の神田氏は、現時点ではフランスの財政問題に市場の関心が向かっているため、日本の財政懸念で円売りとの論調になりづらいのではないかとしている。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。