Alexander Cornwell Ammar Awad
[エルサレム 8日 ロイター] - イスラエルが東エルサレムにある英国領事館を8日までに閉鎖するよう命じたことを受け、作業員らが夜間に領事館の看板などを取り外した。
イスラエルは先月、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸の入植地で生産された製品の輸入を禁止する方針を英国が発表したことを受け、同領事館を8日までに閉鎖し、外交官を同市から退去させるよう命じていた。
ロイターの記者は、作業員らが「英国領事館」と記された看板などを取り外すのを目撃したが、建物の上にはまだ英国国旗が掲げられていた。領事館側のコメントは得られていない。
国連や大半の国々は、国際法上、これらの入植地を違法と見なしているが、イスラエルはこれに異議を唱えている。
英国は先週、国家安全保障担当最高顧問をイスラエルに派遣して協議を行うなど、領事館の存続を図ったにもかかわらず、イスラエルは領事館を閉鎖する姿勢を頑なに貫いている。
英国の領事館はイスラエルが建国されるはるか以前の1839年からエルサレムに置かれている。
看板が撤去された領事館は東エルサレムのシェイクジャラ地区にあり、エルサレム市内やヨルダン川西岸、ガザ地区のパレスチナ人との関係窓口を務めるほか、パレスチナ人向けの領事業務も行っている。
英外務省は7日、同領事館が現在も運営されているか、あるいはそこで勤務していた英国人外交官が帰国したかとの質問に対し、コメントを控えた。
情報筋によると、領事館閉鎖の命令は、約30人の英国外交官とその家族に影響を及ぼすという。
今回の閉鎖命令は、イスラエル政府との外交関係を担当するテルアビブの英国大使館には影響しない。