[台北 8日 ロイター] - 半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は8日、第3・四半期の売上高が過去最高の1兆4900億台湾ドル(467億1000万米ドル)に達したと発表した。AI(人工知能)アプリケーションへの需要急増により、前年同期比で50%増となった。
前年同期の売上高は9899億2000万台湾ドルだった。アナリスト19人の予想を基にしたLSEGによる市場予想の1兆4600億台湾ドルも上回った。
TSMCは、エヌビディアやアップルなどに半導体を供給する主要サプライヤー。
7月の前回決算説明会では、第3・四半期の売上高を446億─458億米ドルと予想していた。同社は売上高見通しを米ドル建てのみで示しており、台湾ドル建てでは公表していない。
9月単月の売上高は前年同月比54.6%増の5118億6000万台湾ドルだった。
今回の発表では、詳細や今後の見通しは示さなかった。15日に第3・四半期決算を発表する予定で、その際に第4・四半期と年末までの新たな見通しや計画を明らかにする予定。
LSEGのスマートエスティメートによると、第3・四半期の純利益は前年同期比64%増の7408億台湾ドルと予想されている。
TSMC株は年初来64.52%上昇しており、市場全体と同水準の上昇率となっている。この日は1.35%安で引けた。
サムスン電子も8日、四半期の営業利益がテクノロジー企業として世界で初めて100兆ウォンを超える見通しを示した。AI向け半導体の需要拡大でメモリー販売が好調で、第3・四半期の営業利益は前年同期の9倍近くになると見込んだ。