[ベルリン 7日 ロイター] - ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は、極左小政党「ザーラ・ワーゲンクネヒト同盟(BSW)」と共同で、ウクライナへの軍事支援を打ち切るよう求める動議をザクセンアンハルト州議会に提出する。AfDの報道担当者が7日明らかにした。州議会は来週、提出動議について審議を行う予定。
ドイツの外交政策は連邦政府の専管事項であるため、この動議が直ちに影響を及ぼすことはない。ただ、AfDがドイツによるウクライナ支援の打ち切りとロシアとの関係修復を強く求めていることが浮き彫りになった。ロシアが2022年2月にウクライナへの全面侵攻を開始して以降、ドイツとロシアの関係はほぼ全面的に断絶している。
同州のAfD指導者ウルリッヒ・ジークムント氏は声明で、「この動議は変化を望む意思を象徴している」と述べた。
AfDは先月の同州議会選挙で第1党となったが、議席数は単独で州政権を樹立するのに必要な過半数にわずかに届かなかった。その後、ジークムント氏は、AfDと同様にドイツによるウクライナ支援に長く反対してきたBSWとの協力の可能性を模索している。
ジークムント氏は、メルツ政権に対して「戦争を長引かせるのではなく、終結に向けて取り組む」よう求めるとともに、あらゆる機会をとらえて、ウクライナに投入している資金を「わが国の国民のために」使うよう訴えると述べた。
BSW創設者のザーラ・ワーゲンクネヒト氏は「X」への投稿で、ドイツには「ロシアとの対話再開に取り組む連邦政府」が必要だと述べた。
メルツ首相は週末にキーウを訪問し、ドイツ政府によるウクライナ支援を改めて表明した。