Marwa Rashad
[ロンドン 7日 ロイター] - カタールの国営エネルギー会社カタールエナジーが進める「ノース・フィールド・イースト(NFE)」拡張事業で、最初の液化天然ガス(LNG)生産設備が11月に稼働開始の準備を整える見通しだと、同社の計画について知る関係者2人が明らかにした。イランの攻撃で失われた生産量の一部を回復することが可能になる。
カタールはラスラファンへの攻撃で国内LNG生産能力の17%を失い、現在も復旧を進めている。こうした中での設備稼働は同事業にとって大きな節目となる。
関係者によると、この設備からのLNG生産は2027年第1・四半期に始まる見通し。
カタールエナジーのサアド・カアビ最高経営責任者(CEO)は9月、米国とイスラエルによる対イラン戦争や、それに伴うホルムズ海峡の船舶航行の混乱にもかかわらず、同事業は27年上半期に生産を開始する見通しだと述べていた。
LNG向けの人工知能(AI)ソリューションを開発するカリプソ・コモディティーズのLNG専門家メディ・トゥイル氏は、次の大きなステップは原料ガスの投入で、その後、数週間かけて段階的に最初のLNG生産に向けた作業が進むと指摘。
「持続的な生産拡大には最終的にホルムズ海峡を制限なく通航できるようになる必要があるが、カタールエナジーはそれにかかわらず、(NFEの)最初の生産設備を稼働させる準備を整えるだろう」と述べた。