[東京 8日 ロイター] - 香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントは7日、ニデックの取締役会に対し、非公開化に向けた初期的検討を開始するよう要請すると発表した。同社の有価証券報告書に独立監査人から「意見不表明」が付され、適正意見を自力で取得できる保証がない中、「意図せぬ上場廃止リスク」に備えるべきだと主張した。
ニデックが9月30日に提出した有価証券報告書に対しPWCジャパン監査法人は、連結財務諸表に対する意見表明の基礎となる材料が十分にないなどとして監査意見を表明しなかった。監査で指摘された、不正会計に関与・指示した役員・従業員が財務報告プロセスに「引き続き責任ある立場にいる」 ことなどに対し、オアシスは「衝撃を受けるとともに深く失望している」と表明した。
オアシスによると、2025年12月以降、ニデックに対し非公開化の検討を求めてきた。今回の要求は、非公開化を直ちに決定するよう求めるものではなく、社外取締役が主導して国内外の事業会社やプライベートエクイティ会社から法的拘束力のない初期的な提案を募ることを求めるものだとしている。
オアシスは、9月9日時点でニデック株の7.97%を保有している。