Jesús Aguado

[マドリード 6日 ロイター] - フランスの金融大手BPCEはこのほど、スペインの同業サバデルの発行済み株式の7%を取得した。長期的な株主となる方針だ。両社が6日発表した。

サバデルに対しては昨年、国内の同業BBVAが敵対的買収に乗り出したが、買収には至らなかった。アナリストらはBPCEのサバデル株取得について、同社を将来的な敵対的買収から守る効果を持つと指摘している。欧州の銀行業界では、イタリアのウニクレディトがドイツのコメルツ銀行の支配権獲得に近づくなど、再編の動きが加速している。

BPCEとサバデルは6日、主に法人・投資銀行業務や消費者向け融資分野で協力の可能性を模索すると説明した。2027年序盤までに協議を取りまとめる見通しで、サバデルのスペイン国内での成長を支援し、BPCEの欧州におけるプレゼンス強化につながる合意になるとしている。

両社は株式取得額を公表していないが、現在の市場価格で計算すると約12億ユーロに相当する。

サバデルは英国子会社TSBを売却した後、独立路線による成長戦略を進めている。

サバデルは昨年、保険会社チューリッヒを除いて有力な中核機関投資家を欠く中で、BBVAによる敵対的買収提案に直面した。

マドリードを拠点とする証券会社レンタ4のアナリスト、ヌリア・アルバレス氏は「今回の動きによって、BBVAのようなケースが避けられるのは明らかだ。市場は長期的に、両社の統合が自然な流れだと理解するようになるだろう。ただし、かなり先の話になる」と述べた。

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