Duncan Miriri
[ナイロビ 6日 ロイター] - 世界銀行は6日、アフリカの2026年成長率予測を4月時点の4.1%から4.3%に引き上げた。イラン戦争に伴うエネルギー価格上昇などに直面しながらも、域内経済は底堅く推移しているとした。
世銀の「アフリカ経済アップデート」によると、長年の経済改革や経済運営の改善が実を結び、ザンビア、ナイジェリア、エチオピア、アンゴラなどで予測を上方修正。域内のほぼ4分の3の国で成長率予想が上方修正された 。
ただ、成長加速は貧困削減に十分つながっていない。1人当たり所得の伸び率は25年の1.6%から26年は1.8%へと小幅な上昇にとどまる見通し。政府債務残高は国内総生産(GDP)比約57%で安定したが、約半数の国が債務不履行か返済に苦慮している。中東紛争の長期化、エルニーニョ現象、先進国の高金利もリスクとなっている。
世銀のアフリカ担当チーフエコノミスト、アンドリュー・ダバレン氏は、成長を雇用や機会の拡大につなげるため、各国政府に人工知能(AI)投資を提言。インフラや資本が不足していても、安価な機器で使える学習支援、家畜の疾病管理、小規模企業の会計自動化などで恩恵を得られるとし、データセンターの共同利用やデータ保護法の強化も導入促進に役立つ可能性があると述べた。