Arpan Chaturvedi Munsif Vengattil

[ベンガルール 6日 ロイター] - インドの裁判所は6日、米ペプシコ、モンスター・ビバレッジMNST.O>、インド財閥リライアンス・インダストリーズの飲料部門が製造・販売する高カフェイン飲料の名称を巡る訴訟で、メーカーに対して製造済みの在庫については販売を認める判断を示した。

インド食品安全基準局(FSSAI)は6月、ペプシコなど高カフェイン飲料メーカー各社に「エナジードリンク」という名称の使用を中止するよう命令。メーカー側がこうした措置の差し止めを求めていた。

デリー高裁はペプシコとモンスター・ビバレッジによる前週の申し立てについて審理を行い、両社に対して表示の使用を認めたことが裁判所の命令書で明らかになった。ただ販売が認められるのは、すでに製造済みで「エナジードリンク」と表示された商品の在庫に限られ、6日以降に製造された商品には「エナジードリンク」の表示を付けることはできない。

裁判所は6日、これに先だってリライアンス・インダストリーズの飲料部門リライアンス・コンシューマーに対しても一時的な救済措置を認めていた。また前週には、オーストリアのレッドブルにも同様の措置を認めた。

FSSAIは今年、インド全土で食品安全対策を強化。立ち入り検査や事業所の閉鎖措置、新たな原材料の警告表示義務まで幅広く取り締まりを強化している。ジャンクフードなどが健康に及ぼすリスクへの懸念が高まっていることが背景にある。

一方「エナジードリンク」の表示禁止は、インドで急成長するエナジードリンク市場におけるペプシコ、モンスター・ビバレッジ、リライアンスの事業拡大に影響を及ぼしている。

リライアンスとペプシコによると、表示禁止措置を受け、「エナジードリンク」と表示された商品数億本の販売が事実上停止された。両社は、州当局による商品の差し押さえによって金銭的な損失が発生し、投資計画にも影響が出ていると主張している。

インドのエナジードリンク市場は2028年までに16億ドル規模に達すると予想されている。

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