Robert Harvey Shadia Nasralla

[ロンドン 6日 ロイター] - 商品取引大手ビトルのラッセル・ハーディ最高経営責任者(CEO)は6日、過去7─10日間に中東からタンカーで日量約1200万バレルの原油と同200万バレルの石油製品が出荷されたと述べた。価格上昇圧力の抑制に必要な供給量だという。

ハーディ氏はロンドンで開かれたエネルギー・インテリジェンス・フォーラムで、西側諸国の在庫がほぼ底を突く中、日量1000万─1400万バレルの供給が、冬場に向けてエネルギー市場の需給均衡を支えていると指摘。「この供給がなければ、原油価格が1バレル=200ドルになるシナリオもあり得る。供給が続くことは極めて重要だ」と述べた。

また、世界の石油市場は今年、相次ぐ供給混乱に対してかなりの底堅さを示してきたと指摘。当初は原油危機だったものが、その後、石油製品危機となり、現在は海上輸送危機の様相を呈していると語った。

「海上輸送費は急激に上昇し、誰もが大きな負担を感じている。輸送費が1バレル当たり2─4ドルの誤差の範囲でさえ、どの程度になるのか見通せないためだ」と述べた。

ハーディ氏は、石油製品市場の需給逼迫は冬場にかけても続くとの見方を示した。

「世界は依然として精製能力が不足している。主な原因は、ロシアのインフラへの攻撃と、中東で5カ月分の精製稼働が失われたことだ」と述べた。

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