Edward Carron
[6日 ロイター] - サウジアラビアが支援するイエメン暫定政府軍が投稿した動画に、親イラン武装組織フーシ派の戦闘員を装甲車でひき殺す様子が映し出されていたことが分かった。この動画は、暫定政府軍が5日にフーシ派からバブ・エル・マンデブ海峡周辺の地域を奪還した際、装甲車から撮影された。ロイターが動画を確認した。
フーシ派は動画について戦争犯罪の証拠だと反発し、それらは「サウジアラビアの政権と、同政権が過激派組織から動員した部隊の真の姿」を示していると非難した。
今週バブ・エル・マンデブ海峡周辺での戦闘に関与した暫定政府軍の主力部隊「ジャイアンツ旅団」の報道担当者アシル・アルサクラディ氏は、今回の事件について調査しているとコメントした。その上で同旅団は現地のフーシ派戦闘員が降伏していると誤って信じ込まされていたが、一部が暫定政府軍に向けて発砲したと指摘した。
フーシ派の戦闘員は武装している人も、歩いたり、走ったりしている人もいた。また非武装の人や、砂浜に座ったり、横たわったり、しゃがんでいた人もおり、迫り来る装甲車を避ける素振りも見せずにひき殺された戦闘員もいた。
動画のある場面では、装甲車が走っている非武装の男性と、地面にしゃがんでいる別の男性をひいた。するとUターンし、両手を上げている非武装の男性2人をひき殺した。動画には銃声も収録されており、銃弾が当たった装甲車のフロントガラスが割れる様子も映っている。
イエメン暫定政府軍を支援するサウジアラビア主導の連合軍は、コメント要請に対して直ちには回答しなかった。