Jacob Bogage

[フェアバンクス(米アラスカ州) 6日 ロイター] - バンス米副大統領は5日、イランが米国の要求を満たして7カ月に及ぶ戦争を終結させるには、ウラン濃縮能力の「意味のある」削減を行う必要があるとの考えを示した。一方、イランが交渉においてどのように意思決定を行っているのかは不明確だと述べた。アラスカ州での遊説後にロイターの単独インタビューに応じた。

いかなる合意においても、イランが将来の核活動縮小を約束するのではなく、ウラン濃縮能力を削減することが必要だと述べた。

「核兵器を望まないなら、なぜ濃縮度60%の燃料が必要なのか。核兵器を製造しないという決意を示したいなら、高濃縮燃料を製造しないことだ。これは極めて基本的な前提条件だ」とし、「核兵器を製造しないという決意を示したいなら、濃縮能力について意味のある措置を取るはずだ」と語った。

米国は引き続き合意に前向きだが、イラン側が核問題で具体的に譲歩する必要があるとし、「相手の言葉と引き換えに行動するつもりはない」と述べた。

<意思決定の仕組み不明確>

バンス氏は、イランで誰が意思決定を担っているか確信を持てないことが事態を複雑にしているとも述べた。

米国はイランのペゼシュキアン大統領とアラグチ外相と協議を行っているが、戦争開始当初の米国とイスラエルによる共同攻撃で最高指導者ハメネイ師が死亡した後、両氏がイランの権力構造の中でどの程度の権限を持っているかは不明だとした。

「われわれが気付いたことの一つは、イランがどのように意思決定をしているのか、完全には明らかでないということだ」と語った。

イラン外務省のバガイ報道官は4日、米政府はイラン側の交渉相手が誰で、イランの意思決定システムがどう機能しているかを十分に把握していると主張。「問題は実際には逆で、米当局者の矛盾した立場や一貫性を欠く発信にある」と述べていた。

バンス氏はロイターに対し、戦況を把握するため現地の指揮官らと自ら話をしてきたと説明。重要な弾薬の不足に対する懸念を一蹴し、イラン軍はホルムズ海峡で商船を散発的に攻撃することはできるものの、同海峡を通じたエネルギー輸出を阻止することはほとんどできていないと述べた。

2028年大統領選については、出馬を目指すかどうか決めていないと述べた。「私はもともと物事を先延ばしにする性格だ」とし、「まだあまり考えていない」と語った。

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