Steve Gorman Bo Erickson

[ロサンゼルス 5日 ロイター] - トランプ米大統領が、ロサンゼルスやサンディエゴなどの米主要都市がイランによって「破壊」され得ると発言したことを受け、カリフォルニア州の民主党指導者らに加え、一部共和党員からも批判の声が上がっている。

トランプ大統領は5日、ネブラスカ州で開いた集会で、イランとの戦争に伴うエネルギー価格などの高騰について「小さな代償」だとして自身の政策を擁護。ロサンゼルスやサンディエゴを引き合いに出し、「彼らは都市を壊滅させることもできる」とし、経済的犠牲を「世界と米国の安全を守るための代償としては小さいものだ」と述べた。

また、イランとの戦争は「実質的にはほぼ終わっている」とした上で、「間もなく終わるだろうし、いずれにせよ終わるだろう」とした。

民主党の牙城であるカリフォルニア州の都市に言及した発言を受け、同州のニューサム知事(民主)はXへの投稿で、「カリフォルニアを占領するために州兵と海兵隊を派遣した後、今度は外国の敵がロサンゼルスとサンディエゴを『破壊すべきだ』と言っている」と批判。「トランプ大統領は常軌を逸しており、危険だ」と非難した。

ロサンゼルスのバス市長(民主)も声明で、トランプ大統領の発言は「われわれの安全を脅かしかねない」と述べた。

11月の中間選挙の下院選に出馬している共和党のデズモンド候補はXへの投稿で、「トランプ大統領の発言に断固として反対する。米国はイランに立ち向かい、国益を守らなければならない。しかし、最高司令官の第一の責務は米国民と祖国を守ることだ」と述べた。

共和党と連携する無所属のカイリー下院議員も声明で、トランプ氏の発言は建設的ではないとの見方を示した。

ホワイトハウスのチャン広報部長はこうした批判を一蹴。ソーシャルメディアへの投稿で、「トランプ大統領の発言を巡るメディアの過剰反応は現実に基づいていない。大統領は、核武装したイランを阻止していなければ、米都市が脅威にさらされていたと明確にしたのだ」と述べた。

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