Anzar Mehraj Harshita Mary Varghese
[6日 ロイター] - 米メディア大手パラマウント・スカイダンスは6日、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)を買収する1100億ドル規模の大型取引が完了したと発表した。これにより、新会社「スカイダンス」が誕生し、デービッド・エリソン最高経営責任者(CEO)が世界最大級のエンターテインメント企業を率いることになる。
統合後の新会社「スカイダンス」の株式は6日、ナスダックからニューヨーク証券取引所に移管され、「SKYD」のティッカーシンボルで取引が開始された。
人気映画シリーズ「ミッション:インポッシブル」や「ハリー・ポッター」などを手がけるスタジオに、CBSニュース、CNNニュース、「パラマウント+(プラス)」、「HBOマックス」などの主要なテレビや動画配信サービスが統合され、映画、テレビ、ニュースを網羅する広範なエンターテインメント企業が誕生する。
ただ、新会社は約800億ドルの負債を抱える見通しで、エリソン氏には配信事業の拡大、ケーブルネットワーク事業からのキャッシュフロー維持、劇場公開映画の業績改善が求められる。
調査会社モフェットナサンソンのアナリストは、同社の2028年の利払い・税引き・償却前利益(EBITDA)を160億ドル、30年には190億ドルに増加すると予想。売上高は28年に約670億ドル、30年には約700億ドルに達すると見込む。
スカイダンスは、買収完了後の最初の2年間は年間少なくとも30本、その後の3年間は年間32本の映画を製作すると公約している。
エリソン氏は先週、統合後の新会社名を「スカイダンス」とした理由について、パラマウントとワーナー・ブラザースの両映画スタジオの個別のアイデンティティーが失われないようにすることが目的で、新たな企業ブランドの下に統合するものではないと説明していた。