◎ジェレミー・ハント氏(52歳)

ジョンソン氏に代わり、外相に就いた。保守党員はEU離脱を巡る見解の相違をいったん棚上げし、共通の敵であるEUとの戦いで団結すべきだ訴えている。16年の国民投票ではEU残留を支持。6年間保健相を務めたことで、公的医療制度NHSで働いていたり、NHSを利用する有権者には人気がない。

記者から党首選に出馬するか聞かれると「(どうなるか)見守ってくれ」と態度を留保した。

◎ドミニク・ラーブ氏(45歳)

ブレグジット推進派。昨年、メイ氏の離脱案が17年の総選挙で保守党が掲げた公約に違反していると主張し、わずか5カ月務めただけのEU離脱担当相を辞任した。出馬宣言はしていないが、首相になる意欲を問われると「決してないとは言わない」と述べた。

◎サジード・ジャビド氏(49歳)

元バンカーで自由市場主義者。閣僚を歴任し、党内で支持を固めてきた。パキスタン系移民の第二世代。反EU派とみられていたが、16年の国民投票では残留支持に投票した。今後の演説やメディアのインタビューで党首選への態度を明らかにしそうだ。

◎デービッド・デービス氏(70歳)

欧州懐疑派の有力者の1人で、16年7月にEU離脱担当相に起用されたが、2年後にメイ氏の方針に抗議して辞任。05年の党首選に出てキャメロン氏に敗れた。

デービス氏はある雑誌に対して、最高経営責任者(CEO)に志願するような調子で保守党党首を引き受けるのなら、自身が党首になるだろうとした上で「党首はそんなものではない。そんな風に決まるものではない」と述べている。

◎ペニー・モーダント氏(46歳)

メイ内閣で数少なくなったブレグジット推進派。今月、英国史上初の女性国防相に就任した。前職は国際開発相。メイ氏の離脱案公表に際しては、大方の予想に反して辞任しなかった。

◎アンバー・ラッド氏(55歳)

内相を務めていたが、間違って違法移民と決め付けられたカリブ系住民の扱いを巡って内務省が批判にさらされ、昨年辞任した。16年の国民投票ではEU残留を支持し、合意なき離脱には反対している。党内の親EUの支持は得られそうだが、17年の総選挙では自身の議席確保で苦戦を強いられた。

◎マット・ハンコック氏(40歳)

現在保健相で、元イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のエコノミスト。16年はEU残留を支持した。いくつかの閣外相も経験している。

◎ジャスティン・グリーニング氏(50歳)

教育相を務めた人物で、ITVで党首選への出馬検討を明らかにした。2回目の国民投票実施に賛成しており、今年に入って親EU派の新党を結成するために保守党を離脱するのではないかとの見方も多かった。

◎リズ・トラス氏(43歳)

財務省の首席副大臣。16年にはEU残留を支持したが、それ以降ブレグジット推進派に転向した。

[ロイター]
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