Ben Blanchard Yimou Lee

[台北 5日 ロイター] - 台北市の蒋万安市長は5日、警察によるゲイバーへの立ち入り捜査を受けてLGBTQ+(性的少数者)の関係者から差別や職権乱用との抗議が起きていることを踏まえ、同市は誰もが受け入れられる包摂的な都市だと強調した。

蒋氏は11月に市長選を控えており、警察による「不適切な行為」を極めて遺憾に思うと言及。行政は年齢や性別、性的指向、個性、民族的背景、信条にかかわらず、市民全員が平等な権利を享受できるよう保証しなければならないとして「台北は常に包摂的で、友好的な都市であり続けてきた」と訴えた。

台北市警は3日午後、市内有数のゲイタウンである西門町のゲイバー「コマンダーD」に対し、公序良俗関連法令に違反している可能性があるとの通報を受けて立ち入り捜査を実施した。警察は51人を事情聴取のため連行し、店の経営者を逮捕した。

捜査の様子を撮影した動画が交流サイト(SNS)上で拡散され、その中には警察官がトイレにいた車いす利用者の客に対して「障害のある人はそこでどうやって性交するのか」と質問する場面が映っていた。

警察は4日、捜査中の「不適切な行為」を理由に関係した警察官に懲戒処分を下したと発表したが、詳細については明らかにしなかった。

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