[5日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは、米国のデータセンターに対する政治的な反対の高まりが急速な拡大に及ぼす短期的な影響は限定的で、2027年までの成長見通しはおおむね変わらないとの見方を示した。
4日公表のリポートで、米データセンターの2026年末時点の容量予想を5ギガワット(GW)引き上げて64GWとした一方、27年末時点の予想は5GW引き下げて90GWとした。
• データセンターは人工知能(AI)モデルの学習や稼働に必要な計算能力を提供するが、電力需要や公共料金など地域への影響を巡る懸念から、全米各地で住民の反対に直面している。
• ゴールドマンは「米国のデータセンター開発は政界や地域社会からの反対が強まっているが、プロジェクトデータや当社の最新の容量推計は、27年までの米データセンターの成長見通しがほぼ変わらないことを示している」とした。
• 米国のデータセンターの電力需要は26年に38%(12GW)、27年に38%(17GW)、それぞれ増加すると予測した。
• 6月のロイター/イプソス調査によると、米国でのデータセンター建設のペースを支持する米国民は3分の1にとどまる。
• メタ、アルファベット、アマゾン、マイクロソフト、xAIなどテクノロジー企業のAI事業を支えるデータセンターが、自分の住む地域に建設されることを支持すると答えた人は14%にとどまった。
• ゴールドマンは「世論も一段と否定的になっている」と指摘した。
• こうした反発は、11月3日の米中間選挙を控える共和党にとって政治的な課題となっている。