[5日 ロイター] - トランプ米大統領は5日、自身が出演するテレビ広告の費用について、税金での負担を取りやめ、私費か政治活動委員会(PAC)の「MAGA」が集めた資金で賄うと表明した。11月の中間選挙を目前に控え、選挙運動さながらの広告の費用を税金で賄っていることへの批判が強まっていた。

全国放送されている3本の広告は「米国の黄金時代」をたたえる内容で、倫理の専門家や与野党の議員が批判し、独立した調査を求めてきた。

トランプ氏は5日、自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、広告は「われわれの偉大な米国を前向きに宣伝するものだ」と考えているとした上で、税金はもう使わないと表明した。

トランプ氏のスーパーPAC「MAGAインク」は約4億ドルの資金を保有している。匿名を条件に取材に応じたホワイトハウス当局者はロイターに対し、今後は広告費を同PACが負担することになると語った。

議員らは、トランプ氏の政治的な宣伝に税金が使われているのではないかと疑問を呈している。他の批判派からは、政府によるプロパガンダや政治活動に対する長年の規制に抵触する可能性があるとの指摘も出ている。

広告の1本では、コーラスが「ラブ・ミー(私を愛して)」と繰り返す中、トランプ氏が「米国は決して共産主義国家にはならない」と宣言。別の広告は、ラシュモア山の映像と、トランプ氏が「米国の黄金時代」をたたえる映像を組み合わせている。

広告は4日のアメリカンフットボールの試合中継などでも放送されている。米紙ニューヨーク・タイムズは関係者の話として、トランプ氏が広告への税金投入をホワイトハウスの予算局長に直接指示したと報じた。

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