Alexander Cornwell Maayan Lubell

[エルサレム 5日 ロイター] - イスラエルのテルアビブ行きのアラブ首長国連邦(UAE)の格安航空(LCC)フライドバイ機内で機長を刺し、機体の墜落を図ったとされる副操縦士が、フライドバイに採用される前に襲撃を計画していたとUAEの取調官に供述したことが分かった。捜査に詳しいイスラエル当局者2人が明らかにした。副操縦士は、テルアビブに就航している航空会社を探した上で、フライドバイに応募したと話したという。

捜査について説明を受けた3人目の関係者によると、事件が起きた9月30日、副操縦士は同機をテルアビブ近郊のベングリオン空港に墜落させるつもりだった。副操縦士は今年に入り、テルアビブ行きの便に乗務したことがあり、その際も機体を乗っ取って墜落させるつもりだったが、思いとどまったという。なぜ思いとどまったのかは、今のところ分かっていないが、機内に知人が乗っていたとみられると関係者は述べた。

UAEの検事総長は3日、副操縦士が備え付けの非常時用のおので機長を襲い、同機の制御を奪おうとしたと指摘し、事件は「テロ」未遂との見解を示した。

UAE当局とフライドバイは副操縦士の身元を公表していないが、関係筋によると、オマーン国籍のハマム・アルハマミ容疑者とされている。

イスラエルのネタニヤフ首相は、オマーンのようにイスラエルと国交がない国の国籍を持つ操縦士は、イスラエル行きの便に乗務できないとしている。副操縦士がテルアビブ行きの便に乗務することになった経緯は分かっていない。ネタニヤフ氏はその後、イスラエルに乗り入れる外国航空会社の検証を命じた。

副操縦士はかつてオーストラリアの大学で学んでいた。オーストラリア連邦警察は4日、複数機関で構成する豪州の対テロ部隊が同国との関係を捜査していると明らかにした。

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