Valentina Za
[ミラノ 5日 ロイター] - イタリアの銀行最大手インテーザ・サンパオロは、同業モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(MPS)の筆頭株主がインテーザによる条件改善後の買収提案を受け入れたことを受け、MPS買収に前進した。
MPSの株式17.6%を保有する金融持ち株会社デルフィンは、インテーザが提示した350億ユーロ(390億ドル)の株式と現金による買収提案に基づき、保有株式を売却することを約束したと、インテーザが4日夜に発表した。
8月に複雑な防衛策を公表したMPSのルイジ・ロバリオ最高経営責任者(CEO)による挑戦に直面したインテーザは3日、MPSの株主がこの防衛策を拒否すれば、さらに8億ユーロの現金を支払うと発表した。
条件改善により、30億ユーロの現金部分は25%引き上げられることになるが、2日の終値に基づけば、全体としては2.3%の改善にとどまる。
イタリアの買収規則では、投資家は買収提案を阻止するあらゆる防衛策を承認しなければならない。
ロバリオ氏は、29日の株主総会で自身の計画を承認するよう求めている。同氏は最近、インテーザに株式を売却する意向がある場合でも、計画に賛成すべきだと述べた。インテーザによる買収への代替シナリオは、圧力を維持し、より有利な条件を引き出す可能性があるとしている。
しかし、インテーザは3日夜、MPSの株主が29日に防衛策を承認した場合、買収提案を撤回すると発表した。
つまり、株主が条件改善後の買収提案を望むのであれば、この防衛策を否決しなければならないということになる。
インテーザによると、世界最大の眼鏡メーカーであるエシロール・ルクソティカを支配するデル・べッキオ家の金融持ち株会社となるデルフィンは、29日にロバリオ氏の計画に反対することを確約している。