Andrius Sytas Terje Solsvik
[リガ 4日 ロイター] - ラトビアで3日に実施された総選挙は、親ウクライナ・中道のクルベルグス首相率いる「連合リスト」が予想を上回る大差で勝利した。開票速報で明らかになった。ロシアによる攻撃の可能性に対する警戒が高まる中、多くの有権者が緊張感を抱えながら投票に臨んだ。
開票率88%の時点で、連合リストの得票率は36.6%。ポピュリスト政党「ラトビア・ファースト」 が13.4%で続いた。
バルト諸国はこの数カ月、ロシアがウクライナ支援の切り崩しと社会不安の醸成を狙って、欧州各地で破壊工作やサイバー攻撃などのハイブリッド攻撃を仕掛けていると警告してきた。ロシア側は、こうした非難には根拠がないと反発している。
クルベルグス氏は3日夕、リガにある党本部で、「驚くほどよい結果だ。ここまでとは予想していなかった」と述べ、首相続投に意欲を示した。
開票速報によれば、単独過半数には達していないため、組閣には連立が必要となる。同氏は、ラトビア・ファーストとの連立は望まないと述べた。
親ロシアの「主権」は出口調査で得票率11.6%で3位、ロシアに対する強硬路線を掲げる右派政党「国民連合」が9.1%だった。
クルベルグス氏は選挙戦で、対ドローン能力の強化や国防費を国内総生産(GDP)比5%に維持すると約束した。この水準はNATO加盟国の中でも最も高い部類に入る。ラトビア・ファーストは、国内のロシア系住民の支持取り込みを図った。
親ロシア政党は、ウクライナへの支援を全てやめて、特にロシア語を話す少数派の生活費の問題にもっと力を入れるべきだと主張した。