<為替> ドルが対ユーロで4週連続で上昇する見通し。ユーロ圏債の売りを背景に米債利回りが上昇しているほか、米連邦準備理事会(FRB)が引き続きタカ派的な金融政策スタンスを維持するとの期待がドルを支援している。

ただ、2日発表された米雇用統計を受け、ドルは最近の上昇分を一部削った。9月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が2万9000人増で、前月から伸びが鈍化し市場予想を下回った。失業率は4.2%で、前月の4.1%から上昇した。

CMEのフェドウオッチによると、市場はFRBが86%の確率で10月に金利を据え置くと見込んでいる。1週間前は36%だった。

終盤の取引で、ユーロ/ドルは0.13%高の1.12580ドル。ただ、ユーロは週間では4週連続での下げとなる見通しで、これは2025年5月半ば以来最長となる。

主要通貨に対するドル指数は0.1%安の101.88。ただ、週足では3週連続で上昇する見込み。

ドル/円は0.15%安の157.81円。ただ、ドルは週間で3週連続の上昇となる見通し。

ドル/スイスフランも0.3%安の0.8285フラン。

また、ユーロ圏金融・債券市場では、財政問題の悪化とインフレ高進を巡る懸念から、仏10年債利回りが約25年ぶりに5%近辺まで上昇する場面があった。

ユーロは対スイスフランで0.15%安の0.9327フラン、対円では横ばいの177.67円となった。週間ベースでは、ユーロはスイスフラン、円双方に対し下落する見通し。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 朝方発表された9月の雇用統計を受け国債が買われ、利回りが低下したものの、雇用統計の消化が進むにつれ売りが再燃し、利回りは上昇に転じた。市場関係者は、インフレ懸念や国債の大量発行など、債券市場を圧迫する複数の要因が改めて意識されたとしている。 労働省が発表した9月の雇用統計は非農業部門雇用者数が2万9000人増と、伸びは前月から鈍化。失業率は4.2%と、前月の4.1%から上昇した。これを受け米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げ観測が後退し、今月27─28日の連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きが決定される確率は約80%と、雇用統計発表前の74%から上昇した。年内最後となる12月8─9日のFOMCで追加利上げが決定される確率は約86%となっている。 雇用統計発表を受け当初は国債が全面的に買われたものの、その後は売りが再燃した。 終盤の取引で、10年債利回りは4.72ベーシスポイント(bp)上昇の5.281%。一時は5.1570%まで低下し、約1週間ぶりの低水準を付けていた。 30年債利回りは2.91bp上昇の5.6321%。一時は5.5523%まで低下していた。 2年債利回りは3.98bp上昇の4.827%。一時4.6934%まで低下し、約2週間ぶりの低水準を付けていた。 2年債と10年債の利回り格差は45.2bpと、前日終盤からやや拡大した。 週間ベースでは10年債利回りが10bp、30年債利回りが13.2bp、それぞれ上昇。2年債利回りは3.3bp低下し、週間ベースで8月第2週以来初めて低下した。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 続伸して取引を終えた。この日発表された雇用統計の内容を受け、米連邦準備理事会(FRB)による今月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が後退した。 米労働省労働統計局が発表した9月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は2万9000人増で、前月から伸びが鈍化し市場予想を下回った。過去2カ月分も大幅に下方改定された。失業率は4.2%で、前月の4.1%から上昇した。 これを受け、CMEのフェドウオッチによると、FRBが10月のFOMCで少なくとも25ベーシスポイント(bp)利上げするとの観測は22.7%と、前日の24.4%、1週間前の64.2%から低下した。 利上げ観測の後退を受け、金利に敏感な銘柄が買われた。S&P総合500種の不動産セクターは0.4%高、中小型株で構成するラッセル2000指数は0.9%高と、1日としては過去1カ月で最大の上昇率となった。 大型株も相場をけん引し、エヌビディアは1.3%高、 テスラは4.7%高と、S&P500種を大きく押し上げた。テスラの上昇を受けS&Pの一般消費財セクターは1.4% 高と、S&P500の主要11業種のうち最も高いパフォーマンスとなった。 スポーツ用品大手ナイキは3.6%安。同社は1日、2027会計年度売上高が1桁台後半の減少率になるとの見通しを示したほか、追加の人員削減や世界事業の再編を含む新たな経営改善策を発表した。 データ記憶装置メーカーの株価も下落。ウエスタン・デジタルとシーゲイト・テクノロジーはいずれも約10%急落し、S&Pの情報技術セクターで下落率トップとなった。東芝が2027年度中に人工知能(AI)データセンター向けのハードディスクドライブ(HDD)の生産能力を倍増すると日経新聞が報じたことが材料となった。 ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.67対1の比率で上回ったほか、ナスダックでも1.34対1で値上がり銘柄が多かった。 米取引所の合算出来高は169億3000万株。直近20営業日の平均は172億8000万株。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 米雇用統計で9月の雇用増加が予想を大きく下回ったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が後退し、金相場は一時上昇したものの、ドル高と米長期金利の上昇が重しとなり、反落した。中心限月の清算値は1オンス=4162.30ドルで、前日比1%安。金現物は0.9%安の4140.06ドルとなり、週間では3.4%安となった。

米労働省労働統計局が2日発表した9月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は2万9000人増で、前月から伸びが鈍化し市場予想を下回った。米連邦準備理事会(FRB)が今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げに踏み切る可能性はほぼなくなったとみられる。CMEフェドウオッチによれば今月の利上げ確率は22%と、週初の70%から大きく低下した。アナリストは、FRBがインフレ抑制を優先する姿勢を維持する中、今後の金相場は米労働市場の動向次第との見方を示している。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 反落して取引を終えた。欧州首脳が、価格引き下げに向けてディーゼル燃料(軽油)の備蓄を放出するよう求めていた米国の要請に応じることで合意した。 清算値は、北海ブレント先物が0.06ドル(0.06%)安の1バレル=102.25ドル。米WTI先物は1.76ドル(1.90%)安の1バレル=91.11ドル。 主要7カ国(G7)は2日の首脳共同声明で、世界のエネルギー市場の安定化に向け、国際エネルギー機関(IEA)を通じてディーゼル燃料などの石油備蓄1億バレルを協調放出すると発表した。G7の発表に先立ち、トランプ米大統領は交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で「欧州は大量に備蓄しているディーゼルを大規模に放出することに合意した。手続きは直ちに開始される」と表明していた。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 157.83/157.88

始値 157.71

高値 157.91

安値 156.97

ユーロ/ドル NY終値 1.1253/1.1254

始値 1.1234

高値 1.1285

安値 1.1222

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 92*26.50 5.6229%

前営業日終値 93*03.00 5.6030%

10年債(指標銘柄) 17時05分 95*02.00 5.2727%

前営業日終値 95*11.00 5.2340%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*24.50 5.0536%

前営業日終値 99*31.25 5.0050%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*27.38 4.8268%

前営業日終値 99*29.75 4.7870%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 51176.96 +250.40 +0.49

前営業日終値 50926.56

ナスダック総合 27190.86 +319.27 +1.19

前営業日終値 26871.60

S&P総合500種 7722.72 +56.27 +0.73

前営業日終値 7666.45

COMEX金 12月限 4162.3 ‐40.0

前営業日終値 4202.3

COMEX銀 12月限 6041.5 ‐76.0

前営業日終値 6117.5

北海ブレント 12月限 102.25 ‐0.06

前営業日終値 102.31

米WTI先物 11月限 91.11 ‐1.76

前営業日終値 92.87

CRB商品指数 410.0949 ‐1.9269

前営業日終値 412.0218

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