[パリ/パンタン 2日 ロイター] - フランスで拡大している教育環境への不満を訴える高校生の抗議活動は2日、各地で新たな騒動が発生し、学生らと機動隊が衝突した。労働組合は教師にストライキ実施を呼び掛けており、来年の大統領選まで約6カ月となる中、マクロン大統領は事態の鎮静化に苦慮している。
東部ストラスブールでは催涙ガスが使用されたほか、南部マルセイユでは警察部隊に向けて花火が投げ込まれた。
マルセイユ近郊では、若者が教師にガソリンをかける事態も発生したとされるが、ロイターは現時点で状況を確認できていない。
パリ郊外ではデモ参加者がフェンスなどに放火し、機動隊に爆竹を投げ付けたほか、西部レンヌではごみ箱が放火された。
ヌニェス内相によると、9月28日以降の逮捕者は約5000人に達し、大半が10代の若者だという。
高校生らは教室の過密状態や慢性的な教師不足、校舎の老朽化に不満を示し、長年にわたる教育予算の不足を批判している。
ダルマナン法相はRTLラジオに対し、「抗議活動には少数の者が積極的に参加し、暴力を振るっている。本当に高校生なのかさえはっきりしない」と述べた。また、「高校生のデモが公共秩序を乱す行為に変わった。バスを襲撃し学校に放火する行為は、もはや単なる抗議活動の問題ではない」と語った。
ジェフレイ教育相によると、2日時点で、全体の約1割に相当する約400校の高校が休校となった。これまでに教育関係者65人が負傷し、このうち40人は校長だった。
こうした中、労組は6日に教師によるストライキの実施を呼び掛けた。