[フランクフルト 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のブイチッチ副総裁は2日、欧州の銀行業界から見直しを求める声が出ている銀行規制について「堅固さを確保するために必ずしも複雑なルールが必要だとは思わない」と述べ、簡素化する構えを示した。一方、「現在の資本要件の水準は、欧州の銀行にとって競争上不利に働いていない」とし、要件緩和には否定的な見解を示した。

簡素化の具体策として、資本算定に関する「キャピタル・スタック(資本積み上げ)」と呼ばれるさまざまな要件を「解除可能なバッファー」と「解除不可能なバッファー」の2つに整理する考えを示した。中小銀行についてはコスト負担を軽減するため、より簡素な規制の枠組みを設けるべきだと主張した。

欧州の銀行の経営状況については、健全性を保っており、欧州にとっての強みになっていると述べ、「堅固な金融システムこそが、持続可能な経済成長のための前提条件となる」との見解を示した。

このほか、銀行の破綻処理の枠組みを簡素化することも提案した。

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