Gus Trompiz
[パリ 2日 ロイター] - 国連食糧農業機関(FAO)が2日発表した9月の世界食料価格指数は136.0ポイントと、2022年11月以来、3年10カ月ぶりの高水準となった。物流の混乱や悪天候が影響し、8月改定値の134.0ポイントから上昇した。
エルニーニョ現象が収穫量に影響するとの懸念から、国際的に取引される砂糖の価格は1年半ぶりの高値を付けているほか、ロシアとウクライナの戦闘激化に伴う黒海からの輸出停滞が響き、9月初めには小麦先物価格が約3年ぶりの高値を記録している。
FAOのチーフエコノミスト、マキシモ・トレロ氏は声明で「ホルムズ海峡や黒海での混乱が気候関連の要因と重なり、エネルギーや輸送、主要食品の価格に上昇圧力がかかっている。広範囲で根強い上昇傾向が見られる」と指摘。「特に輸入国では消費者への食品価格の転嫁が見られるだろう」と警告した。
砂糖価格指数は前月から6.1%、穀物価格は5.1%それぞれ上昇した。黒海で続く輸送の混乱に加え、米産トウモロコシの収穫見通しの引き下げが要因。植物油価格は0.9%上昇。一方、肉類価格は1.1%低下した。
FAOは別の報告書で、26年の世界穀物生産量を29億7900万トンと予測。過去最高だった25年に次ぐ水準となる見通しだ。